正義が悪に負ける時


「梶山さん。“一心”の女将さんが自供してくれました。」


「・・・・ということは・・フユミを殺したのは・・その人という事ですか・・?」


「わざとらしい演技はもうやめましょう。

『あなたから毒物を渡され、フユミさんと滝川を殺すよう依頼された。』

女将さんの供述です。」


「・・・面白いことを言いますね。」


「北海道にいたあなたがどうやって毒を仕掛けたのか。

答えは至って単純でした。
共犯者がいれば実行は可能。」


「まさか小西さん・・・。

その女将さんの証言を信じてるんじゃないでしょうね?」




さぁ小西・・。
どこまでお前は把握しているんだ?


あの女を自供させたという事は僕の過去、そして女将との繋がりを暴いたという事か。


そこに行き着くまでも無いと思っていたが、どうやらこの男は優秀な刑事だったようだ。


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