キミに夢中な俺‼
次の日六人は紬の部屋に集まった。

咲妃は驚いて紬、喜代乃を疑視
したが二人は....

    二人は、
ブンブンと首を横に振り、
    身の潔白を
    アピールした。

静かに時間だけ流れてお昼近くなった。

 「よし、飯にいくか!
  気分かえよう。」
悠人が財布を握りスックとたつ。

「おう‼めしめし、行くぞ‼」
と論も立ち上がる。


すると蒼介が、
   
  「ウウウエ~。
オエエ━━━‼」


と急にトイレに駆け込んだ。

「ン、なんか悪いもの食べたんじゃな
い?」
 喜代乃が悠人をみて、




「悠人は、大丈夫?」
 と清代乃は、悠人を心配して
聞いた。

三人は、同じものを居酒屋で
つついたらしく
吐き気は、蒼介だけで
二人には何も異変は無い。


咲妃が胃腸炎?
と蒼介に聞いたが

「一週間前から、吐き気がある。
 病院でもみてもらったが
 どこも悪くなかった。」


精神的なものだろう、と内科で言
われたが心あたりなかったよ。

「お前達だけで食べてきて
 俺は悪いけど寝かしてほしい。
頭も少し痛いし、
 気分が悪いんだ。
 咲妃もいっておいで
 紬、毛布を貸してくれないか?。」


 蒼介を置いて
「食べれそうなもの買ってくるね。」
 そう言って玄関まできたが咲姫は、



「みんなで行ってきて、
 私、フルーツサンドイッチ!
 蒼介にもお願いね。」
 紬も喜代乃もわかったと答え
 四人でマンションを出た。






「エエエーッ!マジでっ。」

駅前のカフェで声をあげた。
蒼介さんは、あっさり酢の物
柑橘系の物ばかり食べてるらしい。

「咲姫と、同じゃん。」


ここのマスターとは論も通い始めて
仲良しだ。

人のいい彼は沢山の常連さんを
もっている。

紬が、 
「今、友だちがへやで寝てて…」
と話し出し


「咲姫なら分かるけど
蒼介さんまで、まるで悪阻
じゃん。」




「そだね。
 二人そろって笑っちゃうわよねー。」



「咲姫は、分かるけど
 蒼介さんは、心配だよ。
 何だろう?。」



二人の会話を、カルボナーラと
       ペペロンチーノ
       メンタイコパスタ+2
を四つ持ったマスターが
ポンポンポンポン置いていく。



野菜に囲まれたパスタは、色とり
どりで、とてもおいしそうだ。

マスターが
「もしかして女性の方妊娠
  してませんか?」

ゲホゲホゲホ
ゲホゲホゲホ 紬と喜代乃がむせる。

悠人と論が目をパチッと合わせる
音がした。


「マスター会った事無いのに
 なぜ分かっちゃったの?」



紬が、不思議そうに訪ねると

喜代乃のパンチがおでこに
       「ペチッ。」イタ
と飛んで来た。




「あっ…。」
悠人も論も体の向きを変えシッカリ
と二人を見た。


「あっ、あへへ、えへ。」

清代乃と紬の2人が
カワイコぶっても二人には
 通用しなかった。
咲姫の妊娠がバレた。


論も悠人も

「成る程ね!!」
はい、全部白状しましたよ。


マスターはニコニコしながら
「若いねー、いいねー。」
そう言った。


悠人が、
「さっきの話ですが
なんで分かったんですか?」


マスターはニコニコしながら
話てくれた。



















< 53 / 83 >

この作品をシェア

pagetop