キミに夢中な俺‼

悠人の懺悔



二次会に誘われ着物の二人はかなり
目立ったらしく23歳と、言えば
年上のお姉さん達と、比べてやはり
若さでは勝ち組!

喜代乃がふら~っとして男の胸に
もたれた。
 
彼は喜代乃のモッチリとした頬を
撫でる。



桜の花のようだ。
美しい日本美人、その、独身男性は、
喜代乃にみとれていた。

喜代乃は酔いが回ってきて
足が笑うとゆうか、カクカクしてきた。
彼の胸を借りしばらく抱きついたまま
じーっとしていた。

「すみません!
 少し酔ったみたいです。
 ちょっとだけ寄りかからせて下さい。」



「だいぶ飲んだの?

 ぜんぜん、いいよ。
 フラフラして危ないから
 あっちいって座ろう。」
 彼は優しく抱き寄せた。

喜代乃はウンウン頷くと
彼に身をまかせた。


ヒューヒューと言う冷やかし音が
段々と激しくなる。



  「ねえ!!僕と付き合わない。
   合った日にそう言う事は
   反則なんだろうけど‥

   君もずっとパートナー
いなかったし
   友達から始めない?」


「ええ、?なに?」

    「君が好きになった。」

オーオーオー
回りはかなりの盛り上がり

喜代乃は頭が良いのがたったひとつ
の取り得なのに

ワイン頭で頭が回らない。§※!♯♬☆♪♩♭
状態。

エーイどーでもいいや!!

へんじ、へんじ、へんじ
回りが煽りながらはやし立てる。

「エーイめんどくさーい。」

適当に返事する。

 「いいよー。」わー
       わー

その返事を聞いてしまった悠人は、

     OωO; »»»»»»!!!
      嘘だろー!!""



悠人があわくって、バタバタと
初めて喜代乃に、近づいてきた。

彼から、喜代乃をパリッと引き剥がし

「俺の女だ!近ずくな。」



人睨みきかせた。
彼も悠人の肩をつかみ威嚇した。


「お前の女はあの子だろ。
 ずっとあの子といただろ。
 この子お前の女なら、
 凄い可哀想なんだけど?

 彼氏?・・・おまえが? は?
 誰が聞いても信じない!」




悠人は、何も言い返せない。
しかし此処で諦めたら
コイツに喜代乃が持っていかれる。


殺気立った、会場は険しい
雰囲気が流れだした。

二人は今にも飛びかかり、
殴り合いになりそうだった。


ほろ酔い加減の喜代乃はトローン
として時たま揺れていた。
そして色っぽく、綺麗だった。



論と紬は二人をニヤニヤしながら 
高みの見物をしていた。


「やっと悠人が動きだしたか!!。」

    「おそいってーの!!(怒)」
     紬がキツい目をむける。


喜代乃がふと顔を上げ
歩き出した。



  ピスピスいいながら‥
  そして揺れながら前にすすむ。

ヨロツ      ヨロツ
    ヨロツ

後ろの男たちも
首が同じに動く、

ヨロツ     ヨロツ
    ョロッ

たまにアッ、アブな!
アッ、アッといいながら喜代乃の
後ろ姿を追っている。    


我慢出来ず悠人が追いかける。
清代乃は、フラリフラリと
危なかしい足取りでフラフラ
< 68 / 83 >

この作品をシェア

pagetop