キミに夢中な俺‼
また九州へ帰る。

紬の実家は東京に有る。
父親と母親はいるが兄夫婦が同居
可愛い姪っ子も
甥っ子も要るけど、今は
泣いちゃいそう。

帰るべき所は今の生活圏。

「どこで間違ったかなぁ。」

今日はロンに東京に帰り論と暮らす事
そしてBabyの存在を発表。

ロン驚く、喜ぶ
私どや顔。
二人で盛り上がり祝杯。
        ノンアルも買った。
咲姫夫婦
喜代乃夫婦

6人+咲姫ムスメで急遽集合
楽しく食事会。




     予定は未定
     皆サヨナラ。

九州につく頃には、涙も枯れていた。
a○に行って
機種変と新番号ゲツト。


フミさんに駅で買ったお菓子を
持って行った。

フミさんはビックリして
「え、え、早くない?
 ど、どうした一。紬、紬
 シッカリしなさいっ!"」

「え、え、何々なんですか?」


フミさんはヘナヘナと座り込んで
ホッとしたように紬を見た。


「紬なにがあった?
 目が死んでたよ。
 然もどこ見てるか分からない位
 ぼーっとして!!

良く帰れたね。
 尊敬するよ。プフ」

紬はフミさんに合ってはじめて
涙が流れた。

赤ちゃんのように高い声を出し
泣きじゃくった。
フミさんは静かに頭を撫でてくれて
紬はそのまま寝てしまった。

グツグツ、グツグツ、グツグツ
暖かい光の中で湯気が上がる

フミさんは鳥鍋を作ってくれた。

「起きたね。
 さあご飯だよ、食べよう。」

   「‥でも。」


「何があったか分かるよ。
 話さなくていいから。

ホラホラお母さんになるんだろ!!
しっかり食べて赤ちゃんも
おなかすいたー
って泣いてたらどうするの?

赤ちゃんにご飯をたべさせるのも
母親だよ。

もう、生きてるんだから、
好きな男の子供だろう。」


紬はハッとして顔を上げた。

   「もう、母親
    私は母親?」

「そうだよ。
 生まれてからが母親じゃなく
 お腹にいるときから母親だよ。
 育てないとママさん。」


フミさんの鳥鍋は後を引く美味しさ
三つ葉が沢山入れてあり
サッパリ、おかわりした。

そうだった。
何にも食べてなかった。
そう気づいたら究極にはらへった。

熱いお茶を入れながらフミさんは
「ねぇ紬、マンション暮らしも
 良いけど

 私の家にすまないかい?」

      「え。?」
「もう少し行った町外れに
 一軒家をもっててね、
 田舎なんだけど子供育てるには
 凄くのんびりして良いところだよ。
 
 孫も夏休みとか来ててね、
 手放せ無くてね。

 紬が住んでくれないか?
 家賃何て要らないし‥。」

    「本当ですか?。」

「うんうん。私も元気なら
 住みたいけど
 血圧があって病院がよいが
 難しくて
 あきらめていたんだよ。

 息子と、嫁は海外だし、
 孫は東京に要るし
 最近良く帰ってくるけど
 直ぐ居なくなるんだよハハハ
 男の子なんてツマラン。」

 
 
 
 

 







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