キミに夢中な俺‼



「またか!」
一人Uターンしてコンビニにより
弁当と酒を買い込みマンションへと
かえる。

帰れば紬がまた現れ

「どこいってたの?」
と怒りだす。

どこをみても紬がいる。
そう俺は幻影と暮らしている。
分かっているがそれでいい。
一人でいい。



「孫がパッタリこなくなってねー
 なんかあったんじゃないかなって
 心配だよ。」

「いいですよ
お孫さん見に行って下さいよ。」

「なに言ってるの、こんなデカい
スイカ
 置いてけないよ。」

   「大丈夫ですよ。
    まだまだ生まれませんって
    御近所さんもいるし
    平気!平気!」


「竹さんが言ってましたよ。
 やっと7ヶ月の、なんぎゃり子に
         (ほったらかし)
 なったな。
 もう安心だな。」って、

「妊婦が気にしなくても子供は
大きくなる
 ってことでしょ」



「バカだね!!
竹の奴、生まれてからの7ヶ月‼
の話だよ!
あいつはホント昔からバアカ何だよ。」




そう季節は流れ既に1月を迎えて
いた。村の人達は皆子供の生まれ
るのを待ってくれていた。



「おー、紬、行くけど、
なんかいるかー?」

 「ん?デコポン食べたいかな?」

 「わかった、旦那はまだかえらない
     のか?大丈夫か?」

「海外だからー、帰らないよ。
 ざんねんデシタ。」

つい、フミさんがついた嘘が
駆け回り皆偽情報をしんじている。

かなり広い土地を持ったフミさんの
家に女の子、妊婦を連れてきたって
所で、フミさんを騙して
財産狙いの噂もたったが
紬の性格を皆認めてくれた。

今では、紬、紬と呼び捨てで
親しみ深くよんでくれる。

そう、フミさんの家は豪邸だ。
お手伝いさんもいる。

何でマンション借りたのか
不思議だった。
マンションは一人住まい

此処なら二、三人の人がいる。
べっに好き好んで町住まいしなく
ても、いいんじゃないかな?




「プフフ幼なじみっていいなぁ。」
竹さん、も優しい。



三田さんは紬の事をフミさんに
聞いてきたが

「さあ~でもきっと
 元気よ」
とフミさんは答える。


三田さんには東京に帰ると
嘘を付き
喜代乃と、咲姫は、ロンを忘れたい
から連絡先は、切った。

彼女達といると論を思い出して
しまう。
ゴメン、強くなりたいの、心でわび
ながら連絡先は、追加しない。

全てのアドレス帳なくなった。

フミさんにも協力してもらって
誰にも喋らないように

勿論フミさんは、家族となった紬を
大事に思ってくれた。

紬は論に500万円の融資を受けていた。
勿論返すつもりで手付かずになっていた。



子供を産む為お金は必須、
然もロンの、子供だから
養育費として、貰おう。

二年くらい働けないから
仕方がない。 








< 78 / 83 >

この作品をシェア

pagetop