優しい愛に包まれて~イケメンとの同居生活はドキドキの連続です~
『結菜ちゃん…俺、本当に…結菜ちゃんが好きだ。どんどん好きになっていく。初めてブログで見たあの日から、毎日毎日…気持ちが強くなっていくんだ。ずっと片思いだけどね。それでも、やっぱり…好きなんだ』

『祥太君…そんなふうに言ってくれて、本当にありがとう、嬉しいよ。でも…ごめん』

『何度でも告白するよ、でも、その度に結菜ちゃんを困らせてしまうね…』

そう言って、私を抱きしめたその腕は、力強くて、私を守ってくれてる気がした。

文都君は、いよいよ最終学年。

あと少しだね。

よく、ここまで頑張ったね…

卒業して、国家試験に合格したら、医師免許が取得出来る。

でも、それから、2年間は研修…

様々な科で勉強するそうだ。

内科、産婦人科、外科…

考えただけでも、お医者さんになるって、大変だよね。

尊いお仕事だよ。

文都君に関しては、大学を卒業して、研修を終えたら…ペンション経営からはお別れ…かな。

もしかしたら、もっと早くお別れになるのかな…

寂しい…
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