これからもずっとこの初恋を
日常が...
いつもの日常
柔らかな日差しが差し込んでくる。
今日は一年生の入学式。
私たちは高校二年生になる。
西城家は有名な一族。
所有金はすごく、会社も立派にたっていて経営も上手くいっている。
父は小さな頃から立派に育て上げられた英才教育の
すごい人。
母はもともと女優をしていてしっかりした人。
そのあいだに産まれたのが私。
西城めい、17歳。
姉が二人いて、二人ともしっかり育てあげられた。
姉二人も通っていた帝学園帝高校に通っている。
帝高校はいわゆるお金持ちの方々が通う学校。
だからといって息苦しい感じもなく、私はとても気に入っている。
「おはよう」
「あっ...おはよう、樹」
東場樹、17歳。
樹は中学の頃に隣の家に引っ越して来た。
今では幼なじみのような存在。
月曜日、水曜日、金曜日は一緒に登校している。
親が心配性でなかなか歩いて登校することを許してもらえなくて、粘った結果が月曜日、水曜日、金曜日だけということだった。
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