これからもずっとこの初恋を



一人の手は止められたけど他の二人の手がうまく私の頬に命中した。




「めいっっっっっ!!!!!!」




園が大声をあげて私に駆け寄ってきた。




「あぁ、めい。大丈夫!?どうしよう…私のせい」




「違うよ、私が守りたかったの。それにそんなに大したことじゃないから…。心配しすぎ…。」




三人は自分たちがやったことなのに少し動揺している。




「めいっっっ!?」




気づくと、騒ぎを聞きつけたのかお姉ちゃんが大きな階段の上からこちらを見下ろして叫んでいた。




階段を駆け下りてきて私の頬に手を添えた。




「これは…どうしたの?一体何がっ…。」




そこまで言ってお姉ちゃんは気づくようにそばの三人を見た。



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