これからもずっとこの初恋を





よく見ると近くに水が入ったバケツも置いてある。





あれ…。





そうだ、私学校はっ!?





どうしてまだ寝てっ………





ガンッ!!!





──っ!





痛い…。





頭が割れそうなほどの大きな頭痛に襲われる。





「あら、めい。まだ寝てないとダメでしょう?大人しくしておいて」





「お姉ちゃん…!私どうしてまだ家に…早く行かないと!」





「いいえ、めい。今日は学校を休んだわ。あなた凄い高熱を出しているの。今日は大人しく家で休んでおいて。もうドクターにも診てもらったわ。ストレスによる身体への負担だそうよ。ちゃんと休んでまた学校に行けるようにしなさい」





「………分かった」





それだけ言うとお姉ちゃんは私の頭のタオルを取り替えて部屋を出ていった。





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