これからもずっとこの初恋を
目を開けるとベットのそばに樹が座っていた。
「樹…?」
気づくと樹は片手は手を繋いでくれていてもう片方の手は頬に当てていた。
「樹…いつから」
「少し前に来た。びっくりしただろ、珍しく学校休んでたから」
「うん…ごめん」
「いや別に無事ならなんでもいい。ちゃんと治して学校こいよ…?」
心配、してくれたんだ…。
「うん、ありがとう」
すると樹は手を離して立った。
「じゃあ帰るから、お大事に」
え、あれ…もう帰っちゃうんだ…。
やだな…………。
「……え?」
気づいたらいつの間にか樹の手を掴んでいた。