【短】painful rain
じっと見つめる祥太の瞳が、まるでチクチクとあたしに刺さってくるようで。
どうしようもなく痛くてそこから逸らそうとしたら、ぐいっと手を引張られて…反動で浮いた体を抱き締められた。
突然のことについていかない思考。
だけど、初めて触れた温もりが驚くほど心地良くて……零れていく涙。
その雫が祥太の服を濡らして。
それに気付いた祥太は、何も言わずに二人の間にある机をどかしてしまう。
あたしは、隔たりのなくなった距離にまた胸が痛んで仕方がなくて……。
これ以上泣き顔を見せないように、ぎゅうっとしがみ付いた。