幸せ色
冷たい風が鼻をつん、とすり抜ける夜。

今日もまた遅くまで残業だった。

(疲れた。)

そんな当然のことを考えながら、混雑した電車に揺られながら、マンションへ帰る。

毎日の仕事の疲れからか、足が重くて前に進まない。

だけど、

君が俺のマンションにいる。

そう考えるだけで、

疲れはすぐに吹っ飛んでしまう。




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