元姫と隠された真実Ⅱ



「沙羅っ、おい、沙羅っ!」


呼びかけても、沙羅は反応しない。


体には、沢山の痣や傷があった。


「まさかっ・・・!」


紅龍にやられた・・・?


俺はそう思いながら、沙羅を保健室まで運ぶ。


軽い・・・。


いや、ふざけてるわけじゃない。


軽すぎる。


大丈夫なのか・・・?


確実に、40㎏以下だ・・・。


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