元姫と隠された真実Ⅱ



いや、そんなことじゃなくて・・・。


俺は、慌てて保健室のベットに沙羅を乗っけた。


そして、涼に電話を掛けた。


《もしもし、どうしたんだ?》


「保健室っ!沙羅が・・・っ!」


《沙羅っ!?今から行く!》


そう言って、切られる電話。


沙羅は、苦しそうに眠っている。


「おいっ!沙羅は!?」


ドアを乱暴に開けて、慌てたように涼が来る。


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