元姫と隠された真実Ⅱ



「ど、うして・・・。」


驚きを隠せないような顔で言った。


「友樹を裏切るのね。最低。」


「ふっ、まぁいいわ。そうよ。友樹なんて所詮道具よ。」


そう聞いて、私はカッとなった。


何言ってるのこいつ・・・。


「友樹!」


後ろから、そんな声が聞こえる。


私が振り向くと、雫石が倒れていた。


「チッ、ほんっと使えない。」


明日香はそう言って、ツカツカと要人に寄って行った。


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