元姫と隠された真実Ⅱ



「それは、そんな簡単に崩れる仲じゃないから。」


私は、そう言った。


「はぁ?」


「こんな裏の世界、表の世界のあんたが来るような場所じゃないの。この裏世界は、闇を持った人だけが来ているの。」


私は、淡々と言った。


「あんたのような、なにも闇を持っていない人がこの裏世界に来ることは間違っている。」


「意味わかんない・・・。」


< 67 / 139 >

この作品をシェア

pagetop