潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
瞬間、根元に歯が当たり、「痛っ!」と小さく声が響く。
唇を離すと指の根元は赤く染まり、点のような血が滲んで、唾液と混じ合いながら星型に広がっていくのが見えた。
「あーあ…」
これどうしよう…と焦りだす香純は、取り敢えず止血…と言いながらハンドタオルを取り出す。
「貸して」
それを取り上げると根元に強く押し当て、俺は彼女に気持ちを話した。
「香純が指輪を欲しいと思うなら、いつでも買ってやれることは簡単に出来るよ。だけど、俺はまだきちんと香純のお父さんにも認めて貰ってないし、うちの親にもその意思があるとはまだ話してもない。…だから、もう少し先まで待っててくれないか?この先も俺はずっと香純と一緒にいようと思っているし、そこだけは絶対にブレない自信があるから安心しててくれ」
それよりあんな顔を見せられる方が心臓に悪い…と言うと、クスッ…と可愛い笑みが戻る。
そんな彼女と手を握ったままキスを交わすと、頭の中にあるものが浮かんできた。
(…あ、そうだ)
そうしようと胸の中で決めイベント会場へ戻れば、社内の連中とは離れて俺を探し回っている武田と出くわした。
唇を離すと指の根元は赤く染まり、点のような血が滲んで、唾液と混じ合いながら星型に広がっていくのが見えた。
「あーあ…」
これどうしよう…と焦りだす香純は、取り敢えず止血…と言いながらハンドタオルを取り出す。
「貸して」
それを取り上げると根元に強く押し当て、俺は彼女に気持ちを話した。
「香純が指輪を欲しいと思うなら、いつでも買ってやれることは簡単に出来るよ。だけど、俺はまだきちんと香純のお父さんにも認めて貰ってないし、うちの親にもその意思があるとはまだ話してもない。…だから、もう少し先まで待っててくれないか?この先も俺はずっと香純と一緒にいようと思っているし、そこだけは絶対にブレない自信があるから安心しててくれ」
それよりあんな顔を見せられる方が心臓に悪い…と言うと、クスッ…と可愛い笑みが戻る。
そんな彼女と手を握ったままキスを交わすと、頭の中にあるものが浮かんできた。
(…あ、そうだ)
そうしようと胸の中で決めイベント会場へ戻れば、社内の連中とは離れて俺を探し回っている武田と出くわした。