放課後君と
もうここまでやってしまったら

いうしかないよね

「私さ…ずっとタケルのこと好きだったんだよ」

「………」

「好きな人の話なんてききたくなかった…
親友の好きな人なのに…わたし…応援できない!
こんな嫉妬まみれのわたしなんて…
好きになる訳…ないよね?」

「美咲…」

「わかってるから!なんもいわないで!」

「分かってないよ」

「えっ?」

タケルが私に歩み寄ってきた

わたしの顔をおおっている手を優しく包み込んだ

「俺の顔をみてみろよ」

「…」

タケルの顔は真っ赤になっていた

「俺がいってた好きな人って美咲のことなんだよ」

「へっ…?」

「ずっと美咲のこと好きなのに俺…
勇気が出なくてなかなか言うことができなかった」

タケルは嘘なんてつかない

「今日は絶対に言おうっておもってこんな方法しかできなかったんだ…
傷つけてごめんな」

「えっほんとに?私が好きなの?」

「あぁ…物心ついたときからずっと好きだ」

好きだなんて

一生聞けないとおもってた

叶わない恋だとおもってた

「あらためていうな…
俺と付き合ってください…」

頭を深深と下げて片手を私にさしだした

耳まで真っ赤になっている

もちろん答えはきまっている

「もちろん…こちらこそっよろしくお願いします」




「ふっ(笑)
なんか照れるな」

「そうだね/////
今絶対顔見ないでよね?」
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