俺の恋人曰く、幸せな家庭は優しさと思いやりでできている「下」
レムと私はコーヒーを、ルイーズとアレンには牛乳をコップかマグに入れてテーブルに置く。これでいつでも食べられる。

「おお〜!!うまそ〜!!」

レムが目を子どものように輝かせ、アレンも「ホントだ〜!!」とはしゃぐ。そんな表情は親子そっくりだ。

「ねえねえ!早く食べよう!」

ルイーズが席に座る。私やレム、アレンも席に着いた。家族揃って食事をすることがこの家の決まり。

「いただきます!」

今日は、どんな一日になるんだろう。でも、この家でなら今日も幸せだ。

スープを飲みながら、私は思う。

「おいしい!!」

三人が同時に言い、私たちは笑った。
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