きらきら光る
紅色の夕日に包まれながら目を閉じると啓吾を思い出す。願っても願っても戻らない日々を思い出す。


啓吾…私を連れていって。


このままじゃ私、もっともっと大切なひとを苦しめる。


ねぇ、啓吾。
聞こえてる?見えてる?


連れていってよ…。
< 117 / 231 >

この作品をシェア

pagetop