きらきら光る
今日は疲れた。でも心地いい疲れ。
私はおばあちゃんに無性に会いたくなった。

「おばあちゃん。陽咲だよ。藤田陽咲。」
いつものように話しかける。でも、おばあちゃんは全く反応しない。しゃべってくれない。こっちを見てもくれない。

「おばあちゃん?」
おばあちゃんの視界に入ろうとしても焦点が全く合わない。

「おばあちゃん。。。」
しわしわの手を握ってもおばあちゃんは握り返してくれない。

「おばあちゃん。私は藤田陽咲です。同じ名字だよ?」
私がいくら話しかけてもおばあちゃんは全く反応しなかった。
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