乙女の恋はいつも甘〜いアイツに振り回される
「ああ、それなら大丈夫だよ」

創は笑った。

「だってそれ、僕が君のお母様に頼んだことだからさ」

「ええッ!!」

驚く華恋の手を取り、創は言った。

「一緒に来ていただきませんか?お嬢様」

「は、はい!」

華恋が真っ赤な顔でそう言うと、創は華恋の手にキスをした。



華恋が連れてこられたのは、創の家だった。

「目的の場所へ行く前に、お着替えしよう」

創は華恋の手を引き、部屋の扉を開ける。

「わあ…!」

華恋は、まるで自分が異国のお姫様になったかと思った。

部屋の中には、美しいドレスがたくさん並べられている。フリルやリボンがたくさんついたものもあれば、シンプルなデザインのもの、胸元が大きく開いたものや、ロング丈まで様々な色とデザインのドレスが並べられていた。

「……すてき……」

華恋がうっとりしていると、「好きなのを選んでね」と言って創は部屋を出て行った。

部屋に残された華恋は、後から部屋に来たヘアメイクの人と相談しながらドレスを選ぶ。どれもきれいすぎて迷ってしまうからだ。

華恋は、ピンクの花がついたロココ調のドレスを選んだ。

「とてもお似合いです!」
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