乙女の恋はいつも甘〜いアイツに振り回される
ヘアメイクさんがにこやかに言いながら、華恋の髪をセットし、メイクをする。

「そ、そうですか?」

「ええ!とてもお似合いです!」

着替え終わると、華恋は創のもとへと向かった。創も立派なスーツに着替えていた。そのかっこよさに華恋は顔を赤らめる。

「……じゅ、準備…できたよ?」

華恋が胸を高鳴らせながら言うと、創は「きれい」と微笑んで優しいキスをする。久しぶりの創のキスに、華恋は戸惑う。しかし、触れられていることが嬉しかった。

創と華恋は車に乗り、高速道路を走った。

「どこに行くの?」

「とっておきの場所だよ」

華恋に創は微笑む。

目的地に到着したのは、夕方になってからだった。

華恋の目の前に広がっているのは、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような場所。中世ヨーロッパの村のような建築物が並んでいる。

「えっ?ここは?」

ドキドキしながらあたりを見回す華恋に、創は「ヨーロッパに行ってみたいって行ってたでしょ?さすがに今は行けないからね」と苦笑しながら行った。
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