あかいろのしずく

「最近できたんだって。一度は行ってみたかったの!」

「こんな身近に、あるもんなんですね」



感心です。時代の進歩とはすごいものです。



「まあね。あと、別に本を読みに来たんじゃないからね?」

「はあ......」

「とりあえず何か頼もう。先生の分もおごってあげる!」

「じ、自分の分は自分で払います」

「いーからいーから!」



そのまま押し切られ、結局純に買ってもらいました。
元気だな、と列に並んでメニューを見ている純を、テーブル席から見つめます。


実は初めて来たなんて恥ずかしくて言えないので、とりあえず純のオススメを頼んでもらうことにしました。
< 142 / 754 >

この作品をシェア

pagetop