あかいろのしずく
「そういや忘れてたけど、あけましておめでとう」「あけましておめでとうございます」なんて、そんな会話を交わして少しして、ある建物の前に辿り着きました。
「図書館......?」
結構大きめの図書館です。それも大きなガラスの窓がついていて、綺麗な建物でした。
本を読むのでしょうか? まだ話したいことはお互いにあるでしょうに。
そう思いながら入っていくと、次の瞬間、目の前に広がる光景に僕は固まってしまいます。視線を下ろすと、知らなかったの、とでも言いたげな顔をしている純と、目が合いました。
それもそのはず。人は多いしなにより、
「カフェがあります」
「うん、あるね!」
かの有名な世界最大手のコーヒーチェーン企業のお店が館内にあるのです。
どういうことだ!?