あかいろのしずく
もう一度調べないといけないとなると、少し休憩が欲しいところである。


たかが三時間かそれより少ない時間働きっぱなしなだけ。これを乗り切れば帰れるかもしれない。そう言われても、やはり不安はつきまとうもの。



もし私が隠していることが先生にバレたら?

それでタダじゃ済まなかったら?

もしかしたらそのせいで、みんなが巻き添えになって帰れなくなってしまうかもしれない。


私の行動一つでなにか物事が大きく左右することが、今はとても恐ろしく感じる。






二人がもう一度、今度は隠し扉を探しに行こうとドアを開けた。
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