あかいろのしずく

「何があったかは分かんねえけど。相談ぐらい乗るからな?」

「......うん」

「あんまり追い込むなよ。自分のこと守ってやれるのは、自分しかいないんだから」




そう言って、ついさっき買ったカフェオレを渡す。受け取るミナトの手が震えていたのが分かった。


よし、用も済んだし撤収しよう。元々そのつもりだったので、俺は純とアイコンタクトをとって「じゃあな」と帰ろうとした。が、ミナトの様子がおかしい。


貰ったペットボトルを持ったまま、固まっていた。どうしたんだろう、調子でも悪いのか?




そう思った矢先、ミナトが呟いた。





「今日、俺の......」
< 513 / 754 >

この作品をシェア

pagetop