年下王子の言いなり。
"カタカタ"、""カタカタ〜"


昼から、もう3時間も経っていた。
もう、そろそろ帰ろうかな…

「町屋、町屋〜、いるか?」

あの声は、柏木課長の声。

「はい、、、。」

私は課長の元へ行こうと思ったが、
課長が先に私の元へ来た。

「課長、何でしょうか?」

「次のコンペがあるんだが、
 任せたいと思っていてな、どうか?」

次のコンペって……
ちょっとまだ早いんじゃ、、


「確かに、まだその歳では早いかも
 しれないが、普段からの手際の良さや、
 頑張りを考慮した上で、
 町屋に任せようと思ってな。」


課長⁉︎いやいや、そんな褒められたら…
確かに、入社してから仕事に生きてきた部分は
少し、あるかもしれない。
だけど、まだまだ不安がある。


「ありがたい話ですか、、、」


「どうか?」


小声で、遮られた。
うーむ、、、、、


「わかりました。」

「ありがとう。
 これからよろしく頼むぞ。」

「はい。」


________


なんで、引き受けたのだろう。
でも、結局課長の嬉しそうな表情を
見ていると、やっぱり断れない性分なの
かもしれない。
押しに弱いな…しかも課長なだけに。




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