広瀬くんは、いっぱい食べる私が好き
やがてお父さんが完成した晩ごはんを持ってきてテーブルに並べた。
私たちはすでに食べた晩ごはん。
今日のメニュー筑前煮とアジの開き、ほうれん草の胡麻よごしだ。
「華《はな》ちゃんー。晩ごはんの用意できてるよ」
お父さんがお母さんを呼ぶ。
華、というのはお母さんの名前。
うちの両親はお互いを名前で呼びあっている。
ふいに。
お父さんが小さくくしゃみをした。
わずかだけど、寒そうに身体を震わせる。
「お父さんー、風邪ー?大丈夫ー?」
「え、ああ……大丈夫だよ。くしゃみが出ただけ。
最近すっかり寒くなってきたから、のんちゃんこそ風邪ひかないように気を付けてね」
「はーい」
うーん。
でもでも。
今日のお父さんの料理、実はちょっとだけ味付けが違って感じた。
少し濃かったような。
「お待たせ~!
わー、今日は和食だね!和《かず》くん、いつもありがとう。いただきまーす!」
「はい、どうぞ」
着替えてきたお母さんが晩ごはんを食べ始める。
お父さんも全くいつも通りの様子。
だから私は結局何もせず、何も言わず。
そのあとは修学旅行の荷造りを終わらせると、そのまま眠ってしまった。
私たちはすでに食べた晩ごはん。
今日のメニュー筑前煮とアジの開き、ほうれん草の胡麻よごしだ。
「華《はな》ちゃんー。晩ごはんの用意できてるよ」
お父さんがお母さんを呼ぶ。
華、というのはお母さんの名前。
うちの両親はお互いを名前で呼びあっている。
ふいに。
お父さんが小さくくしゃみをした。
わずかだけど、寒そうに身体を震わせる。
「お父さんー、風邪ー?大丈夫ー?」
「え、ああ……大丈夫だよ。くしゃみが出ただけ。
最近すっかり寒くなってきたから、のんちゃんこそ風邪ひかないように気を付けてね」
「はーい」
うーん。
でもでも。
今日のお父さんの料理、実はちょっとだけ味付けが違って感じた。
少し濃かったような。
「お待たせ~!
わー、今日は和食だね!和《かず》くん、いつもありがとう。いただきまーす!」
「はい、どうぞ」
着替えてきたお母さんが晩ごはんを食べ始める。
お父さんも全くいつも通りの様子。
だから私は結局何もせず、何も言わず。
そのあとは修学旅行の荷造りを終わらせると、そのまま眠ってしまった。