私の恋のヒーローは

私が質問したのに
やっぱり降谷 恭斗は私の
質問には答えなかった。

絆「これは私の仕事だ。
お前が手伝う必要はない。」

恭斗「2人でやった方が早いだろ。」

この男とはいつも会話にならない。

絆「人の話を聞いてるのか?」

恭斗「俺が手伝うっつったら
手伝うんだよ!さっさと貸せよ。」

降谷 恭斗はプリントを
机に置くとホチキスで留め始めた。

恭斗「放課後、付き合えよ。」

絆「何故だ?」

恭斗「着いて来れば分かる。」

相変わらずな男だ。
行き先も伝えずに着いて来いだなんて
勝手にも程がある。
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