私の恋のヒーローは

あやめ「でも、やっぱり好き。
私は恭斗が好き。だから
この手紙に昔の事も今の気持ちも
全部書いたの。お願い。
霜月さん、これを渡してくれないかな?」

そして、目の前のこの女が
不憫で仕方がなかった。

絆「あやめに1つ言いたい事がある。
私は今、恭斗と付き合っている。」

あやめ「え?...そうだったんだ。
ごめんなさい。さっきの話は忘れて。」

慌てて立ち上がったあやめの
腕を私は掴んだ。

絆「もっと胸を張れ。」

あやめ「え?」
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