私の恋のヒーローは

絆「やる前から出来ないと決めつけるな。
面と向かって会うのが怖いから
傷付くのが怖いから他人に任せるのか?」

あやめ「もう...傷付きたくないし
傷付けたくないよ。」

絆「それなら、中途半端に
こんな事をするな。」

あやめ「本当にごめんなさい。」

あやめのような美少女が
私なんかに頭を下げる日が来るなんて
想像もしていなかった。

変わりゆく日々はいつも私を
少しだけ強くする。

絆「降谷 恭斗と佐々谷 純は
モテるんだ。そんな2人から
愛されたお前はもっと胸を張るべきだ。」

あやめ「...え?」

絆「傷付く勇気が出来た時
私に連絡しろ。
それまで、これは私が預かる。」

電話番号を書いた紙と引き換えに
あやめの書いた手紙を受け取った。
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