私の恋のヒーローは

恭斗「奢れよ。」

絆「え?」

恭斗「胸くそ悪いから、気が変わった。
俺のストレス発散に付き合え。」

降谷 恭斗はカラオケへ行くと
思う存分、歌を歌った。
ボウリングへ行くと
ストライクを連発した。
ビリヤードでは知らない人との
対決に勝ち、ファミレスでは
女子の気持ちを鷲掴みにした。

全ての初めてが降谷 恭斗によって
埋め尽くされていく。
それはまるでデートのようだった。

注文した料理が届くと
降谷 恭斗が私に尋ねる。
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