君の匂いを抱いて祈った。―「君が幸せでありますように」―

 茜の笑顔が見たいと思うと同時に、なんだかひどく美羽の声を聞きたいと思った。

 そうだ、彼女も強いのだ。
 おれとは違って、茜やタケとおんなじだ。



 タケがいなくなった屋上に、おれは倒れるように寝転がった。

 ひどく、太陽が眩しかった。






< 328 / 395 >

この作品をシェア

pagetop