約束のエンゲージリング
彼があまりにも真剣な表情をするもんだからそれにビックリして顔を左右に振る。
『そ?なら良いんだけどね。ああゆう輩は1人でも減らしたいから。若くて可愛い彼女を持つと気が気がじゃないだよ。まぁ、、そういう気苦労、千佳には分からないと思うけど。』
そんなの今まで私がずっとヤキモキしてた事だ。
モテる彼はいくつになっても女性がほっておかなくて、それでもただ片想いしている私にはそんなヤキモキする資格なんてなかった。
それを彼も私なんかにしてくれているの、、?
嬉しくてその言葉で胸がいっぱいになって気持ちが溢れてしまいそうだ。
今のこの嬉しさを顔に出さないように必死に抑え込んでいると彼の顔がゆっくりと近づいてきて優しくキスが降って来た。
兄の家の前だというのに角度を変えて何度も。
こんな道端でキスなんて誰かに見られでも、、ましてや兄達に見られでもしたらと思うと流石に恥ずかしくなって彼の胸板を叩く。
でも直ぐには話してくれず足に力が入らなくなる寸前で唇を解放された。
「っ、、マサさんっ、、!ここ孝兄の家の前っ!!それに道端でこんなっ、、!!」
文句を言おうと目を開けるとオトコの顔をして目を細める彼と目が合う。