約束のエンゲージリング
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引っ越し当日、早朝からその作業は始まった。
丁度朝ご飯を食べ終わった時にチャイムがなり、外に出てみるとTシャツにデニムそれからタオルを首からかけたラフな格好をした彼が準備万端で立っていて仕事に使う車も横付けられていた。
さすがにそれには沙羅姉も驚いていた。
「マサくん、、気合い入ってるね。しかも店閉めたんだって?普段は絶対に店閉めないくせにほーんとマサくんは千佳の用事の時には必ず店閉めるんだから。ま、昔からだったけど。」
「え?」
沙羅姉の言葉につい反応してしまう。
それに気づいた沙羅姉も困ったように苦笑いを浮かべる。
「あれ?千佳知らなかったの?マサくん、千佳の運動会も入学式も卒業式も千佳の大事な行事の時は全部店閉めて駆けつけてた、、よね。ん、、?これって言っちゃまずかったのかな、、?」
「だってマサさん、、たまたま休みだったって言って、、っ、、。」
あれもこれも全て私が気に病まないようにワザと嘘をついて駆けつけてくれていたのだと今、初めて知った。
その深い愛情に涙腺が緩む。