約束のエンゲージリング










『っ、、千佳?!?!どうしたの?!体調悪い?!?!』





膝を抱え俯いていた為、彼の気配に気づかなかった。

彼の焦った声に慌てて顔を上げると目が合った彼は表情を酷く歪め、眉間の皺が一気に寄る。

















『千佳、泣いてる、、?』



手を伸ばして来た彼の手を咄嗟に避ける。

それに驚いた彼が呟く。








『、、千、、佳、、、、?』

「、、ごめんなさい。やっぱりマサさんに無理させてるような気がして、、私のわがままで引き留めてごめんね?やっぱり今日は1人でも大丈夫!!」

『急に何、いってるの、、?無理って何?』









呆然と立ち尽くしている彼の隣から逃げるようにソファーから立ち上がり離れようとするが、咄嗟に手首を掴まれ逃げられない。







『千佳っ!逃げずにちゃんと答えてっ、、!話してくれないと分からないよ。』



珍しく焦った声を上げる彼に驚きながらも、真剣な彼の表情にもう逃げられないと観念して小さく呟く。




















「、、恋人同士になったのに、、そのっ、、キス以上の事がなくて、、やっぱり私なんかじゃダメなのかなって、、マサさんにとって妹以上にはなれないのが、、っ、、。」




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