「烏丸迅の京都事件簿」
◆烏丸、高校時代◆
ーーーーーーーー

ー高2の5月…。

「なぁ!山崎さんて、引っ越し仕立てだから彼氏いないだろ?俺と付き合ってよ!」

「………。」
クラスのちょっとチャラめの男子2人が、静かに席に座る山崎さんに話しかけるが、中々口を開けなかった。

「嫌や!って断ってあげな?
ねぇ、そろそろ俺達に声聞かせてよー!」

困った表情のまま、教科書で顔を隠す。
クラスの女子達もその光景を見て口々に言う。

「ねぇ、山崎さんまた男子に囲まれてるけど…大丈夫かな?」

「てか話しなさすぎ!さすがに失礼でしょ。」

「本当は男子に話しかけられていい気になってたりしてー。ちょっと美人だからって調子乗るなって感じ。」

からかう男子と、嫉妬する女子。
このままだと、いじめに発展しそうだった…。
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