結城くんが学園王子の仮面をはずしたら。


―ガチャッ



「あ、結城!こんな所にいた!」



最近ご無沙汰の逢坂の声が耳に入った。



俺はやっくりと目を開け、眉間にしわを寄せて逢坂を見る。



「もうそんな不機嫌になんないでよー!」


「なんでいんの?」



今は授業中だ。


俺は受ける気にもなれなくてサボってるけど。



「あたしがここ来て悪い?

結城に話があったからわざわざ授業サボって探してたんじゃん!」



んなのどーでもいいし。


てかわざわざ授業サボってまでこんなとこ来んなよ。



「なに?」



俺がそう言うと急に真剣な顔をする逢坂。



「今から真面目な話するから聞いて欲しい」



いつものヘラヘラしたうるさい逢坂からは想像もつかないくらいの真剣な雰囲気。



正直誰かといるより一人にして欲しかった俺。



だけど逢坂からただならぬ雰囲気を感じ、俺は体を起こした。


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