あなたに出会えたサクラ
ー幼き記憶ー
「じゃあね、りおんちゃん。また明日ね。」
『うん。また明日。』
赤いランドセルを背負った少女が足早とその場をさり、あるところへ向かう。
『あっ、いた。待った??』
「ううん、僕も今来たんだ。」
『良かった。じゃ、今日もブランコで遊ぶ??』
「うん。そうだね。」
少女と少年が2人でブランコで遊んでいる。
楽しそうに、暗くなるまで、ずっと遊んでいる。
『あっ、もう暗くなってきたね。』
「ほんとだ。もう帰ろっか。」
『うん。じゃ、また明日もここで待ってるね。』
「…うん。」
そういって、二人は家へと帰る。

ー次の日
「じゃあね、りおんちゃん。」
『バイバイ~。』
今日も嬉しそうにいつもの場所にいく少女。
『あっ、今日も一番だ。』
そう言って少女は、少年のことを待っている。
『…中々、来ないな。どうしたんだろ…。』
少年は、中々やってこない。
どんどん日はくれ、結局少年は来なかった。
『風邪でもひいたのかな。また明日、来てみよう。』

次の日も次の日も、少年はやってこなかった。
そのうち、少女もここの場所にくる回数も減り、2人はそのまま会うことはなかった…。

< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop