29歳夫の恋,(キケンな夫のロマンス的な嫉妬‼)

もう1回見合い来たー

「未華子..なのか?
本当に来たのか?
いや、来てたのか?来てたから
電話であんな事聞いたのか?
俺に会いに?」


トイレに行くふりをして未華子に
電話をしてみる。

2回コールで、「はい、モシモシ。」

「今何処にいるの?」
・・・

「家だよ。なんで?」

「いや、昨日来るとか言ってた
から気になってさ!」


「もう、永遠に行かないよ笑。」


「ん?」
あからさまに悪意を感じる返答
に続きさらに・・・


「行く必要ないし笑...」


「.....どうゆう事?」



「ん?だから、もう合わないし
結婚も辞める。

同じ遊び人だけど貴方は誤解し
てる。私は、付き合ってる人とは

遊びじゃない!
本気、だから都合のいい女扱いする
蒼生とは結婚出来ない。

もっと、都合のいい人探して‼

私、無理‼ 」


「別に都合のいい女とは
思ってない‼」

「思ってるよ笑!」

「もしかしてHOTELにいる?」

「工エエェェェェエエ工いっいっ、いない
わよ。昨日の話ほ、ほ、本気にしっ、
したの!?
あれは、方弁、方弁、⊙д⊙💦」

「何号室?」

「えっだからいないって‼」

「いいから‼何号室?」

「バカヤロー別れる男に部屋番教える
アホおるけー?
アンタ、あの女連れてたよな?

いや〜お似合いですたワ
多分・・・ハハハハ
いやらしい中よね‼
ハッハッハー
婚約もして無いし、いいんじゃ
ない?

私も楽しんで帰りますんで
今日の夜は、お楽しみですなー
ハッハッハーじゃーね。」


「いるんじゃん。」
蒼生は溜息をはき、言い聞かせる
様に話しかけた。

「未華子は、誤解しているよ。」


「誤解?、5回でも4回でも
女といるのは、確実だった
んでっ‼
じゃっ。」



「ちょ、まて、まてっブチッ!」


そりゃ最初は金目当てかとも思って、
盆、正月と言った。

愛してる、愛してないの関係なんて
面倒‼ 好きだの、浮気だの、面倒、
近ずかない、監視しない自由な関係

それが俺の理想だった。


親に見合いを頼まれ、じやぁ
三十以上‼と言って適当な女を探し
て貰っていた。

その伝手、伝手、で未華子の叔母
さんに辿り着き、母親が未華子に
一目惚れ絶対この子
と思ったらしい。


まあ、両親が気に入ったなら
それでいい、誰でも良かった、
見合いの日に、俺の希望をのんで
もらえば、はるか歳上でも
年下でも良かったんだ。


しかし未華子の反応を見て反省した。
いや、未華子を見て気が変わった。


欲しい。
今まで抱いたことの無い感情。
静かに全身に染み渡る様な不思議な
感情を感じた。

金でもなんでも未華子を、手にいれ
たかっ たNYに呼ばないのは

仕事仕事でかまえない間寂しい
思いをさせる。
日本にいれば友達も家族も俺、
両親もいる。

月2回の帰省でも寂しくないだろ。
ペットも飼っていいし
家も建てるつもりでいる。
勿論、俺の自由もある程度確保
できる。

未華子に合って、そう思った。

シャーリは、会長の孫だ、
噂もかなりある、だから未華子と
早く婚約したかった。

好きなのはナンシーや、シャーリじゃ
ない。
愛してるのは未華子だ。
プレイボーイで通ってるが関係した
子なんていない。

何処から湧いてくる話なのか?
誰が流した噂なのか?

楽しく飲んで、ワイワイするぐらい
の女関係 ‼

それに俺はノーマルだ。
変な噂流すのやめて欲しい。
俺は真の東洋好みだ‼
黒い髪、黒い目、
いや、未華子好みだ‼
ここまで来て、諦める程軽い気持ち
じゃない‼
未華子を落とす術を模索する。





あのぉ〜詐欺師め‼
最もらしい事いいやがってぇ〜
プンプン

アブネ、アブネ‼マジーアブネぇ〜
ロマンス詐欺並だワ。


来てよかったァNY
留学したかったが、危ないと
反対され た。

「親が言うのもなんだがお前は美人だ。
ストーカーにあったり命狙われたら
どうする。」

結局日本に居てもストーカー被害
には合った。

何処に居ても変わりばえ無いか‼。


あの友人達の笑い物にしてたじゃ
ない。今更だよ何言ってんだ。
バカヤロー。

昨日の事が脳裏をかすめる。

認めたくないけど....
好きになってた。
グスグスチーン
・⌒ ヾポイ

あと五日、何して過ごそう。
せっかく来たんだから観光、観光‼

そうだ、ブログにあげよう。
いや、ダメダメ、蒼生が見るカモ




ヴヴヴ、ヴヴヴ、ヴヴヴ

マナーにしてたの忘れてた。

メールをみる。
蒼生又?何用?今更。‼

「明日休み取れたから、ロビーで
9時に待っ てる
誤解も解きたいし、朝食一緒に
食べよう。」

誤解?、何の誤解?確信でしょ。笑

「明日観光するの‼
ほっといて、ほんとにヤなの‼」


「別れるにしても
ちゃんと話するべきだろ‼
お互い子供じゃ無いんだ。」

「ん?
何の話をするの?
別れるのに?
「いやぁ本当に、短い付き合いですた。」


「明日9時にロビーな‼」
不機嫌丸出しで怒鳴って来る。


「話すだけ‼、だからね。」
負けずと、バシッ‼ と言ってやった。




次の日蒼生は、青色のシャッと
チノパン姿で
現れた。」

ラフな姿でもカッコイイ。

未華子は白のレースのワンピに
ピンクの薄いカーディガン
ゆるふわの髪を手ぐしで、整えた。

蒼生は、満面の笑顔に対し苦笑いの
未華子。

カフェに入りコーヒーを頼んだ。
蒼生は、NY慣れしてるから何処の
コーヒーが美味いとか、
サンドイッチが美味いとか
言い出してHOTELの外へでた。

まあ、NYに来た事だし土産話の
1つにはなるだろう。

すると注文した所で携帯がなった。
不審な顔を向けると

「電話、女の子と思ってるだろうが
仕事関係だからな。」

未華子はもう、どーでも良かった
ので、ウンウンと首を上下にふった。


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