あいいろ





なんで



なんで?



うん、なんでだ?



別れようと思えば

簡単に別れられそうな気もする。




なんで、とか言われても


「…分かんねーよっ」


ハッとした。
言い方に、押さえ切れないイライラが出てしまった。



「…あ、洋…ゴメ…」


「んや、大丈夫だ。
タツヤがイライラしてるとか、またまた珍しい事。」



「そうか…?」


俺って、そんなに変わったのか?



台をふと見ると、


「あ、負けてる…」




口にだしてしまった。

「ぶっ」

「…笑ったな?」

洋が、明らかに笑うの我慢してます。という顔で俺を見ていた。


「あ!!完璧終わった…!!…うわ…まじ無いわ…。」


「ぶっ…ぎゃははは!!」


< 18 / 22 >

この作品をシェア

pagetop