あいいろ




「弥生さ~ん、聞いて下さいよ~!」



仕事場の化粧室で化粧をしていると、後輩の奈々が話かけて来た。


「どうしたのよ~?」



「ちょっとお話し聞いてもらっていいですか~…?」


「開店まで結婚あるしね、いいよ。隣り座って。」



大きな鏡が部屋一帯に貼られている前に、あたしが座っていた。その横に奈々を座らせた。



「彼氏がですね~…」

「うん」


ファンデーションを塗りながら、相槌を打つ。


「薬物…やってるみたいなんですよ…」



「……え?」


あたしは、ファンデーションを塗る手を止めた。


「時々あたしんち来る時…すごい変なんです。なんと言うか、すごいうわの空と言うか…名前を呼んでも、ヘラヘラしてて…」



< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

僕の誕生日

総文字数/1,802

その他8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
今日は僕の誕生日。 プレゼントが欲しいの。 高価じゃなくていいの。 ただ…
優等生、中川君。

総文字数/19,005

恋愛(その他)43ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
男に縁のないあたし、 橋本 心 (ハシモト ココロ)。 また、2股されたよ。 もう懲り懲りだって… 影でずっと支えてくれていたのは 優等生で、眼鏡で。 いつも冷静な あなただった。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop