笑顔でいいの?
「圭ちゃ~ん。
ごめんなさい………………。」

抱きついて泣きじゃくる私を膝にのせて

「分かったか?
咲はもう、一人じゃないんだぞ。
うるさい家族がいるんだ。」って抱きしめる。

圭ちゃんのシャツに、涙と鼻水をつけながら

「分かったぁ~」と泣き続ける。

「一人に慣れるなよ…………。
ずっと一緒に居てやるから。」

圭ちゃんの言葉に、益々涙を溢れさせながら

出逢いに感謝した。
< 33 / 102 >

この作品をシェア

pagetop