恋愛王子の落とし方
「そういえば、名前聞いてなかったね?教えてよ」

「七瀬カナです。ヒナタとは同じ高校で、バスケ部のマネージャーしてます。ヒナタの一個上です」

こんな感じでいいのかしら。

「そーなんだ。よろしくね、カナちゃん」

「はい!」

「私はヒナタの姉の宮島ヒナツ。ヒナタより五個上なの。もうすぐ名字変わるんだ」

え!?

ということは結婚されるの!?

「ヒナツさん、結婚されるのてすか?」

「ええ」

嬉しそうに左手の薬指を見せてくれた。

そこにはとても素敵な婚約指輪がついていた。

「おめでとうございます!」

「ありがとう」

大人の女性って素敵だな。
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