私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
簡単云々以前に、親しき仲だってプライバシーってもんがあるんですけど!

「ブロック、んで削除っと」

ニヤリ、悪戯完了といわんばかりに右頬だけを上げて笑う。
その顔に、怒りの沸点を完全に突破した。

「なに勝手にしくさってー!
そんな奴とはもう絶交、絶交にきまっとうやん!」

なにが起こったかわからずに、間抜けに口を開いたままの佑司から携帯を奪う。
足音荒く寝室まで行ってバタン!と思いっきりドアを閉めたもののそれだけじゃ足りず、もう一度ドアを開ける。

「イーッだ!」

これ以上ないほど口を横に開き、歯をむき出しにして威嚇する。
魂が抜けているみたいに立っている佑司を残し、今度こそバタンッ!とドアを閉めた。

「最低、ほんっと、さいっていっ」

速攻でパターンロックから暗証番号ロックへ設定し直す。
それでもまた、簡単に解除されそうな気がしないでもないが。

だいたい、恋人だろうと夫婦だろうと、勝手に携帯の中身を見ていいわけがない。
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