私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「佑司の知らない人、……です」

「男?
女?」

「えっと……」

視線はずっと前方、声もいつもと変わりない。
けれどトントンと指がハンドルと叩いている。

「男だったら絶対ダメだけどな」

「あの……」

「女でもそういう可能性があるからダメだけどな」

「……はい?」

男は、わかる。
だから私も正直に言いづらいんだし。
でも女は?
あ、そういえばあのとき、私が男でも女でも関係ないとか言っていたな。
もしかしてそういうこと?

「誰だろうと俺のチーと食事に行くとか、絶対に許さんけどな」

「え……」
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