私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
「あー……。
じゃあ、これ」

食べかけの、私のお皿を差し出す。
けれど佑司はむーんと不機嫌そうに唇を尖らせた。

「それ食ったらチーの分がなくなるだろ。
だったらいい。
シャワー、浴びてくるわ」

さっさと椅子を立ち、彼はリビングダイニングを出ていった。

なんだろう、いまの。
ちゃんと私を気遣ってくれるんだ。

そういうのは嬉しくて、にやけそうになる。
私も残りを食べてしまって、食洗機をセットした。

「チー」

ソファーでぼーっと携帯で小説を追っていたら、佑司から抱きつかれた。

「ちょっと!
髪、びしょびしょじゃないですか!」

「もー、眠くて面倒くさい……」
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