私の赤点恋愛~スパダリ部長は恋愛ベタでした~
天は我を見放したのか……。
それにしても京屋部長のお宅って、どこなんだろう?

「なら、京屋部長を降ろしたら、私の家に回ってください。
だったら問題ないですよね?」

「いーけどお前、タクシー代払えるの?」

「うっ」

メーターはどんどん回り続けている。
この金額にプラスアルファのタクシー代はお財布に厳しい……。
けれどこのままでは……。

「な、なら。
都市高降りて最寄りの駅で降ろしてください」

「もう終電、ねーんじゃない?」

「うっ」

あんな時間からフレンチのフルコースを食べれば、当然遅くなる。
すでに日付は変わっていた。

「だいたい、こんな遅い時間にチーをひとり歩きとかさせられるわけないだろ。
襲われたら困る」
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