明日からの使者





「…あれ?2年の武内さん…だよね?」





後ろから、聞き覚えのある天の声がっ!!



振り返らなくても分かる、愛しい愛しいこの声。




私は、生き返ったように勢いよく笑顔で振り返った。




もちろん、そこにいたのは…、



山内先輩!!





「はいっ!山内先輩、今お帰りですか?」



「うん。やっぱり。名前がうろ覚えだったんだ。よくバレー頑張ってるよね?」



「はい!ありがとうございます!」




嬉しい…!


まさか先輩に覚えてもらってるなんて♪




「でも今日、久々にバレー部のぞきに行ったけど…、いなかったよね?」



「…え?」





< 58 / 210 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop